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第112話:危険なカード 作:◆eUaeu3dols 音叉を叩く。 甲高い音が小さな締め切った箱の中に響く。 音は箱の壁の一方に付いた測定器で測定され、 あるいは箱の壁面と、壁面の穴から突っ込んだ音叉を持つ手にぶつかり消える。 それを何度か繰り返した後、サラ・バーリンは手元の紙に数字を書き込んだ。 「……ふむ」 出発した時の転移先が学校の近くだった事は僥倖だ。 彼女はすぐさま学校に入り込むと、2階に有った理科室に居座った。 そこでまずは護身用に爆弾や煙幕、催涙弾、睡眠薬などを作り、 ついでにごく簡単な手術なら出来るようにメスなどをありがたく頂いた。 次に、実験を行った。 刻印の付けられた手を、赤外線に晒し、氷水で冷やし、光に当て、音を当て、 匂いを調べ、舐めて味を調べ、更に魔術的にも念入りに研究し、徹底的にデータを取った。 そして、それらをびっしりとレポートに纏めた。 「これで武器は出来たな。さて……少し調べ物をするとしよう」 一人呟くと、サラは3階の図書室へと向かった。 草木も眠る丑三つ時。 その時間の学校は本来、暗闇で包まれているものだ。 だが、この殆ど人が居ない学校は、ほぼ全ての明かりが煌々とついていた。 その為、明かりがついていたとしても何処に人が居るかは判らなかった。 ほぼ同時刻に1階で静かに人が殺されていた事にも誰も気づかなかった。 だから、彼女がそっと静かに引き戸を開けて図書室に入った時、 2人はこの学校で初めて互いに他人と遭遇した。 「おや、先客が居たか」 「………………」 サラの入室に空目は一度だけ本から顔を上げたが、またすぐに読書に戻った。 サラも気にする事無く、書架から目的の資料を数冊選び出し、空目の向かいに座る。 しばらくの間、互いに話しかけもせず、静かに時間が流れた。 サラは紙束をテーブルに放りながら、唐突に言った。 「ここは貴重な書が多いな」 空目は何か物を書きながら答える。 「そうだな。量は不足しているが、質は余りある」 「科学も私の居た世界より発達しているようだ」 「そうか」 違う世界を示唆する言葉だが、そっけなく返される。 「ところで、きみのランダム支給品は何だったのかね?」 「あなたの方は何だったのだ?」 「そうだな、わたしから答えるべきだろう」 サラは少し言葉を止め、大きく吹いた。 「なんと巨大ロボットだ」 「そうか。それは豪気なことだ」 「……もう少し、派手に反応してもらえないだろうか」 肩を落とすサラ。空目はしばらく沈黙した。 カリカリという音がした。 「使い物になるのか、それは?」 「いや、ならないだろう。……きみの方は何を支給された?」 「【原子爆弾】と書いてある」 「使ったら自分も含めてさようならか」 「そんな所だ。何の意味もない」 互いに、どこか上の空で会話を続ける。 あまり意味の無い会話だった。 そして。 「わたし達は危険なカードを手にした」 最後にサラが一言発し、会話は始まった時の様に唐突に終わった。 サラは空目の前に、紙束と一枚の白紙を無造作に置いた。 『どう思う?』 頭にそう走り書きがされたそれには細かい文字とグラフが密に書き込まれていた。 空目は軽く一瞥し、白紙の頭に走り書きをして返す。 『俺は物理学にはさほど詳しくない。だが、刻印の事だな?』 『そうだ。恐らく盗聴されている』 『そうか』 空目はなんともないという様子で紙を返した。サラは質問を送った。 『驚かないのだな?』 『俺達は既にまな板の上に乗っている。むしろ盗聴だと判明した事は良い事だ』 サラは少しペンを止め……すぐに再開した。 『読心までされていると思うか?』 『可能性は低い。盗聴の意味が無い。有り得なくは無いが、対処不能。考慮外事項だ』 『他に推測できる事は?』 今度は空目がペンを止め、少し考え込んだ後に答えた。 『刻印の発動は手動式だ。開始時に炎の矢を放った魔術師が生かされている』 それは一瞬の事だ。斬りかかった男達の片方の恋人は、一本の炎の矢を投じていた。 気づいたのはサラと、一緒に同じ方向を見ていたダナティア。他に数人程度だろう。 恐らく、薔薇十字騎士団は恋人だけを殺した方が愉快な事になると考えたのだ。 サラは胸がムカムカするのを感じた。 『直に発生する禁止地域も同じかもしれん。現在位置を把握し、侵入したら爆破だ。 24時間死者が発生しなければ全滅する事から、俺達の生死も把握されている』 『わたしは魔術師だが、魔術を制限されているのを感じる。これも刻印の影響か?』 『その可能性は高いが、断言できない。この“箱庭”の力かもしれん』 『解除法はどう見る?』 『少なくとも、殺し合いで発生する腕を切り落とす程度では効果が無いはずだ。 魂と癒着しているのだろう。魔術的処置で除去するしかない。俺は力になれん』 『ありがとう。とても参考になった』 サラは筆談を打ち切ると、宣言した。 「わたし達は危険なカードを手にした」 このカードは危険だ。管理者にとって危険視されうるにも関わらず、反撃には程遠い。 (まだまだ劣勢という事か) (しかし、この青年は一体何者なのだ?) 歳はおそらくサラより4~5歳年下という所だろう。 確かにサラは100年に一人の天才と呼ばれながらも、応用力は不足すると自認していた。 だが、空目の推測は知識の応用とかそういったレベルではない。 確かにある程度はサラも辿り着いていた答えだが、一部はまるで…… (まるで答えから式を組み上げたようだ) どこか自分に近しい物を感じて話しかけたのだが、これは正解だった。 分野と性質の違う2人の天才は互いに補完しあい、刻印の性質を概ね把握した。 そこで、サラはようやくうっかり忘れていた事に気づく。 「わたしはサラだ。サラ・バーリン」 「空目恭一。空目で構わん」 『切り札捜し』 【D-2(学校内3階図書室)/1日目・04 30(話し合い終了時点)】 【サラ・バーリン(116)】 [状態]:健康 [装備]:理科室製の爆弾や煙幕を幾らか。及び、メスや鉗子など少々。 [道具]:支給品一式/巨大ロボット?※1(詳細真偽共に不明) [思考]:刻印の解除方法を捜す。その為に移動するかを考え中。 [備考]:刻印の盗聴その他の機能に気づいた。刻印はサラ一人では解除不能。 【空目恭一(006)】 [状態]:健康 [装備]:図書室の本(読書中) [道具]:支給品一式/原子爆弾と書いてある?※2(詳細真偽共に不明) [思考]:書物を読み続ける。ゲームの仕組みを解明しても良い。 [備考]:刻印の盗聴その他の機能に気づいた。 ※0:話の展開上、ランダム支給品は全く無関係な物である可能性有り。 ※1:フルメタルパニックのASが考えられる。他にデパートの山積み超合金玩具など。 ※2:キノの旅より出典? 他に花火や原子爆弾型アクセサリなど。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第111話 第112話 第113話 第098話 時系列順 第118話 第080話 空目恭一 第227話 - サラ 第227話
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森居多絵 【分類】 登場人物 【読み】 もりいたえ 【初出】 Missing 5 目隠しの物語 【解説】 日下部稜子の友人。 社交性が異常に低く、常にいじめられてきたせいか友人の稜子に話しかけるときでさえ言葉が不明瞭になってきてしまう。 雪村月子、中市久美子らと共に"そうじさま"の儀式に参加したことがきっかけで事件に巻き込まれることとなる。 久美子の友人であり、不思議な力への憧れから月子に心酔してる。 雪村月子が死亡したときはルームメイトと仲良くないため、「一人はいやだ」と久美子の部屋に泊まっていた。 それからも頻繁に泣き伏せっていて、久美子なしでは何もできなくなっていた。 そして久美子も行方不明になったあとは、呆けて正常な思考もままならなかった。 最終的に、十叶詠子による雪村月子を見るための方法として、自身に目隠しを施すことを教えられ実践するが、 木戸野亜紀に目隠しを取り上げられてしまう。その際に 「――――じゃあ、こんなもの要らない――――」 と自ら両目を潰してしまう。 空目恭一により手配された救急車で搬送され、病院に入院することになったが、 面会に行った芳賀幹比古が見た多絵は今までの内気さが見る影もないほどに明るくなっていた。
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101 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 25 キャラチェン くすっ…(よける) 102 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 25 エヴァンゲリオン初号機召喚! 103 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 25 データ集め協力ありがとうございます。 104 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 26 オレも参戦しよっかな… 105 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 26 97確かに。 106 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 26 「こ、これは!!」「どうしたの!?」「シ、シンクロ率400%!!」 107 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 26 流星参戦したら、面白い! 速人も戦おう・・・よ! 108 名前:中井 風香◆psZowCfA 投稿日:2007/07/11(水) 20 26 私は落ちるわ。 109 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 27 戦うんなら戦おうよ 110 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 27 …ヲタ? 111 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 27 総員に告ぐ!私を全力で見逃せ!(ギアス発動) 112 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 28 よし『黒い波動分裂大』 113 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 28 106まさか、暴走…? 107今日は観戦。 114 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 28 107参戦する!…?オモシロイ? 115 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 29 『黒い波動分裂大』 116 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 29 「シャーリー、忘れるんだ。」「そんなこと、出来ないよ………」「大丈夫だ、忘れられる!全部!!」「ルル、嘘でしょ!?やめて!!」 (ギアス発動) 117 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 30 やるよ。あたしも 118 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 30 『キングダムハーツへの誘い』はぁぁ…っ 119 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 31 「蒼炎」 120 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 31 155よっし!(手だけに魔力集中/手だけ燃える/赤目/避け) 121 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 31 嘘の涙は人を傷つける。嘘の笑顔は、自分を…… 122 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 32 嫌いだったのか?………お前。 123 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 33 117(いきなり目の前に言って殴りかかる) 118誘われるか…(後から押し出し蹴り) 119(避けて腹にパンチを入れる/そのまま壁まで突っ込む) 124 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 33 ……(よける) 125 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 33 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ! 126 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 34 はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!キングダムハーツよ!!!!!!!私に力おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!! 127 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 34 121あ~あ・・・。 やべえ!マジで殺される! 速人、助けて! 128 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 34 ルルーシュ、君は人を憎んだことがある? ……………僕は自分のために力は使わないって決めた。でも、今僕は憎しみの心のままに戦おうとしてる。 129 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 34 125エヴァのアレか! って言うか、死ぬ! 130 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 35 127あなたは死なないわ。私が守るもの。 131 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 35 ありがとう………行くよ、ルルーシュ。 132 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 35 『バーサク黒い波動分裂』 133 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 36 僕を殺さなきゃまた使徒が襲ってくる。 134 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 36 『バーサク黒い波動単発』 135 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 37 132 よっと…いっとっけど、あたし、相当自己中だよ? 136 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 37 『バーサク黒い波動分裂大』 137 名前:空目恭一 投稿日:2007/07/11(水) 20 37 130エヴァ!止めろおおおお! そこまでエヴァ持ち込むな! ごめん。親が切れた! 死ぬ! 138 名前:鳥 投稿日:2007/07/11(水) 20 37 132 134グォァ…(退く) 139 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 38 『バーサク黒い波動完全包囲攻大量』 140 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 38 ネームミス… 141 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 39 スザク。あなたが父を失ったように、私も兄クロヴィスを失いました。これ以上、皆が大切な人を失わなくて済むよう、力を貸していただけますか 142 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 39 「!この感じ、どこかで………?」「俺が誰だか分かるか?キラ・ヤマト……………」 「え!?」「俺はラウ・ル・クルーゼだ………!」ここでOP。 143 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 39 『バーサク黒い波動完全究極特大分裂』『バーサククレイモア連続振り』 144 名前:浅月香介◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 40 137大丈夫……? 145 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 40 あ、浅月香介にしちゃったよ…… 146 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 41 『バーサク黒い波動分裂特大』滅べぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! 147 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 42 139ンナラァ…いつまでも同じ手が…(上に跳んで真上から燃えている手で突撃パンチ/爆発) 148 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 42 『キングダムハーツへの誘い』効果切れ 149 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 43 バーサク中はダメージ1 150 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 44 146(ジグザグに避ける) 148ハッ!!(今度は手だけじゃなく体全体が燃える/キック) 151 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 44 149んだと… 152 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 44 「アナタは………アナタだけはっ!」「これが定めさ、知りながらも突き進んだ道だろう?」「正義と信じ、判らぬと逃げ、知らず!聞かず!」 「その果ての終局だ!もはや止める術など無い!」 153 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 44 マイケルとはなかなか話が合いそうだ。もしかしてミゲル・アイマン? 154 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 45 クレイモアで防ぐ 155 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 45 気付いてなかったの? 156 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 46 『クレイモア連続振り』 157 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 46 この俺を……舐めるなよぉぉぉ!(イザーク種割れ) 158 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 47 154ラァァァ!(炎が最大限に大きくなる/流星のごとく!で突っ込んでパンチ) 159 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 47 『リフレガ』防御魔法 160 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 47 確認しただけ。 161 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 47 「コンノォ、ザクとは違うんだよ、ザクとはっ!」「何だ、お前はーーーーっ!!」 162 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 48 156(潰して突っ込む)今のオレにゃ何も利かねぇ… 163 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 48 『キングダムハーツへの誘い』あと5秒 164 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 48 159ドリャァア!(潰す) 165 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 49 『キングダムハーツへの誘い』 166 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 49 そんなんで、この僕をやろうって?ナメンなよ、コラァ! 167 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 49 163利かねぇって…言ってるだろーが…(切り払って突っ込む(パンチ) 168 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 49 ハイネとミゲルの声上手だよね。 いくら装甲がよかろうがぁぁぁぁっ! 169 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 20 50 ご飯落ち。終らせてないでよ 170 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 51 アウルも好き! アッハッハ、ごめんねぇ強くてさァ! 171 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 51 初めてにしては良くできてる。シャニよりは声上手だよ。 172 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 51 『バーサク黒い波動分裂大』『バーサククレイモア連続振り』バーサク黒い波動分裂特大』 173 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 52 165チィィッ!(炎が激しく燃える) 174 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 52 何だか知らんがお前を瞬殺!! 175 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 52 シャニ嫌い。 ディアッカの声はあまり聞かないよね。 グゥレイトォ! 176 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 53 172ナカナカ…やんじゃん……(激しく炎(魔力)が燃えている手で叩き落とす) 177 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 53 『バーサク黒い波動特大』『バーサククレイモア連続振り』 178 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 53 気が合いすぎる。 ええーい、突撃ーーー! 179 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 53 177ンナロォー…(攻撃の方へ突っ込んで攻撃と相打ち)ガッハ………。 180 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 54 消え失せろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!『バーサク黒い波動究極特大分裂』 181 名前:マイケル◆kZGoCYvo 投稿日:2007/07/11(水) 20 55 落ち。 182 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 55 180何ッ…ゴハァァァァ…!(吹っ飛んでカベに突撃) 183 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 56 世界は生まれ変わる……議長のもとに! 関俊彦さんが好き。レイももちろん好き。 184 名前:白峰速人◆jlUtTwCg 投稿日:2007/07/11(水) 20 56 どんまいける。落ち。 185 名前:サイクス◆RPwhlDhg 投稿日:2007/07/11(水) 20 56 終わりだな。落ち。 186 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 20 57 185じゃあな…(最後にパンチ入れて落ち) 187 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 10 なーんだ。終っちゃったんだ。 188 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 21 18 age 回復 187ゴメン…(戻ってる) 189 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 21 流星!いーよ。来てくれただけで嬉しいもんっ 190 名前:木元 さや子◆i4/7u0p2 投稿日:2007/07/11(水) 21 23 みんなオチか 191 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 28 いるよー 192 名前:アームド・ゴールドドラゴンネオ◆nzhPbQDI 投稿日:2007/07/11(水) 21 30 誰かいないの? 193 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 21 31 189そ、そう?ありがとう… 190居るよー。 194 名前:木元 さや子◆i4/7u0p2 投稿日:2007/07/11(水) 21 34 流星にフィールド・・・ 195 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 34 192新人さん? 196 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 21 34 192居るけど… 197 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 21 36 194ん? 195さや子だと思う。 198 名前:水島 流星◆Woan05RU 投稿日:2007/07/11(水) 21 41 じゃあ落ちるね。 199 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 47 ばいばーい 誰かいますかー? 200 名前:フィールド・デ・ラ・アイルド 投稿日:2007/07/11(水) 21 52 200
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第三回放送までの死亡者 参加者一覧 死因一覧 辞世の句 殺害数ランキング 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで 【参加者一覧】 2/4【Dクラッカーズ】 ×物部景/○甲斐氷太/○海野千絵/×緋崎正介(ベリアル) 1/2【Missing】 ○十叶詠子/×空目恭一 2/3【されど罪人は竜と踊る】 ○ギギナ/×ガユス/○クエロ・ラディーン 0/1【アリソン】 ×ヴィルヘルム・シュルツ 1/2【ウィザーズ・ブレイン】 ○ヴァーミリオン・CD・ヘイズ/×天樹錬 2/3【エンジェル・ハウリング】 ○フリウ・ハリスコー/×ミズー・ビアンカ/○ウルペン 1/2【キーリ】 ×キーリ/○ハーヴェイ 1/4【キノの旅】 ○キノ/×シズ/×キノの師匠(若いころver)/×ティファナ 3/4【ザ・サード】 ○火乃香/○パイフウ/×しずく(F)/○ブルーブレイカー(蒼い殺戮者) 1/5【スレイヤーズ】 ○リナ・インバース/×アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン/×ズーマ/×ゼルガディス/×ゼロス 1/5【チキチキ シリーズ】 ×袁鳳月/×李麗芳/○李淑芳/×呉星秀/×趙緑麗 3/3【デュラララ!!】 ○セルティ・ストゥルルソン/○平和島静雄/○折原臨也 0/2【バイトでウィザード】 ×一条京介/×一条豊花 1/4【バッカーノ!】 ○クレア・スタンフィールド/×シャーネ・ラフォレット/×アイザック・ディアン/×ミリア・ハーヴェント 1/2【ヴぁんぷ!】 ○ゲルハルト=フォン=バルシュタイン子爵/×ヴォッド・スタルフ 2/5【ブギーポップ】 ○宮下藤花(ブギーポップ)/×霧間凪/×フォルテッシモ/○九連内朱巳/×ユージン 1/1【フォーチュンクエスト】 ○トレイトン・サブラァニア・ファンデュ(シロちゃん) 0/2【ブラッドジャケット】 ×アーヴィング・ナイトウォーカー/×ハックルボーン神父 2/5【フルメタルパニック】 ○千鳥かなめ/○相良宗介/×ガウルン/×クルツ・ウェーバー/×テレサ・テスタロッサ 3/5【マリア様がみてる】 ○福沢祐巳/×小笠原祥子/○藤堂志摩子/×島津由乃/○佐藤聖 0/1【ラグナロク】 ×ジェイス 0/1【リアルバウトハイスクール】 ×御剣涼子 2/3【ロードス島戦記】 ×ディードリット/○アシュラム/○ピロテース 1/1【陰陽ノ京】 ○慶滋保胤 3/5【終わりのクロニクル】 ○佐山・御言/×新庄・運切/○出雲・覚/○風見・千里/×オドー 1/2【学校を出よう!】 ×宮野秀策/○光明寺茉衣子 1/2【機甲都市伯林】 ○ダウゲ・ベルガー/×ヘラード・シュバイツァー 0/2【銀河英雄伝説】 ×ヤン・ウェンリー/×オフレッサー 2/5【戯言 シリーズ】 ×いーちゃん/○零崎人識/×哀川潤/×萩原子荻/○匂宮出夢 2/5【涼宮ハルヒ シリーズ】 ×キョン/×涼宮ハルヒ/○長門有希/×朝比奈みくる/○古泉一樹 2/2【事件 シリーズ】 ○エドワース・シーズワークス・マークウィッスル(ED)/○ヒースロゥ・クリストフ 1/3【灼眼のシャナ】 ○シャナ/×坂井悠二/×マージョリー・ドー 1/1【十二国記】 ○高里要(泰麒) 2/4【創竜伝】 ○小早川奈津子/×鳥羽茉理/○竜堂終/×竜堂始 1/4【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】 ×カイルロッド/×イルダーナフ/○アリュセ/×リリア 1/1【撲殺天使ドクロちゃん】 ○ドクロちゃん 4/4【魔界都市ブルース】 ○秋せつら/○メフィスト/○屍刑四郎/○美姫 4/5【魔術士オーフェン】 ○オーフェン/○ボルカノ・ボルカン/○コミクロン/○クリーオウ・エバーラスティン/×マジク・リン 1/2【楽園の魔女たち】 ×サラ・バーリン/○ダナティア・アリール・アンクルージュ 全117名 残り57人 死因一覧 致命打となる攻撃を与えた人・物で表記。 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 403 12 05 カイルロッド アーヴィー 射殺 鉄鋼小丸 胸部を二度撃たれる 398 12 20 シャーネ? ff 斬殺 ザ・スライダー 全身を切り裂かれる 400 12 20 ff マージョリー 撲殺 トーガ 自在法の炎で焼かれた後、全身を砕かれる 390 13 10 いーちゃん ウルペン 脱水 念糸(乾燥) 首から脱水させられる 396 13 10 ヒルルカ 凪 圧殺 ギギナ 凪に投げ飛ばされたギギナに押し潰される 396 13 10 霧間凪 ギギナ 刺殺 魂砕き 腹部を貫かれる 401 13 25 李麗芳 甲斐 咀嚼 悪魔(鮫) 頭部を噛み砕かれる 394 13 30 キーリ ウルペン 脱水 念糸(乾燥) 首から脱水させられる 422 13 40 袁鳳月? 神父 昇天 拳 脇腹を殴られ、魂を昇天させられる 422 13 40 趙緑麗? 神父 昇天 拳 顔面を殴られ、魂を昇天させられる 418 14 30 萩原子荻? ガユス 刺殺 光の剣(柄) 光の刃で胸を貫かれる 418 14 30 緋崎正介 臨也 刺殺 グルカナイフ 胸を刺される 418 14 30 ガユス 臨也 刺殺 ナイフ ライフルで腹部を撃たれた後、その傷口を刺される 448 14 40 アーヴィー ドクロちゃん 撲殺 愚神礼賛 頭に愚神礼賛を投げつけられる 395 15 00 テッサ ダナティア 刺殺 風の槍 胸部を貫かれる 433 15 00 ギーア アマワ? 消滅 ※不明 消滅させられる 416 16 30 坂井悠二 零崎 斬殺 自殺志願 腕と首を切断される 421 16 30 アイザック? 神父 昇天 拳 首を吹っ飛ばされ、魂を昇天させられる 421 16 30 ミリア? 神父 昇天 拳 首をちぎり取られ、魂を昇天させられる 421 16 30 哀川潤? 神父 昇天 拳 ベアハッグされ、殴り合いの末相打ちになる 421 16 30 神父 潤? 撲殺 拳 殴り合いの末相打ちになる 445 16 30 宮野秀策 アシュラム 斬殺 青龍偃月刀 首を切断される 471 16 55 地獄天使号 マージョリー 焼殺 自在法 八方を炎に囲まれる 473 17 30 サラ 臨也 射殺 ライフル 胸を撃たれる 473 17 30 マージョリー サラ 焼殺 爆弾、ガス爆発 爆発により全身を焼かれる 473 17 30 マルコシアス ※強制送還 送還 ※強制送還 新たに契約を結べる者がおらず紅世に送還される 474 17 30 しずく 茉衣子 刺殺 エンブリオ 右目を貫かれる 475 17 50 空目恭一 マージョリー 焼殺 自在法 爆発により全身を焼かれる 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 辞世の句 話 名前 最期の言葉 補完後 403 カイルロッド 「……ほう、きみ……を――」 398 シャーネ? ※なし ────クレア。(406) 400 ff 「!」 390 いーちゃん 誰か、僕に水を下さい。 396 ヒルルカ ※なし 396 霧間凪 ……………………………久しぶりだな……直子。 401 李麗芳 「まだ、死ぬわけにはいかないのよ」 394 キーリ 「…………そんなもの、ない。神さまだっていないのに、そんなもの、あるわけがない。……でも。でも、私は生きたいって思ってる。ハーヴェイと一緒に、ここから出たいって思ってる!その私の意思だけは確かで、信じられる!」 ──死なないで。(431) 422 袁鳳月? 「――ぃ――ぅ」 422 趙緑麗? どうして 418 萩原子荻? 「あ、」 418 緋崎正介 (はは……そりゃ、盲信やな…………) 418 ガユス くだらないゲームに巻き込まれ、こんな風に惨めに死ぬというのは、俺のような人間にはお似合いなのかも知れない。 448 アーヴィー 「────」 395 テッサ 「ごめ……なさいっ。勝手に…………こ…な……事……」 433 ギーア 『獅子の子らを守る、それが獅子の務め』 416 坂井悠二 (長門……さん) 421 アイザック? 「心配するなミリア。この超絶勇者剣があれば、どんな相手でも真っ二つだ!」 421 ミリア? 「アイザックの、カタキ」 421 哀川潤? 「ぐ、が、このっ……!!」 421 神父 「神はすべてを赦されるでしょう」 445 宮野秀策 「く──」 471 地獄天使号 「ブモオオオオォォォォオォォォォオォォォオォッッッッッ!!!!!!」 473 サラ (……殿下…………すまない……あとは……) 473 マージョリー (…………クソッタレ) 473 マルコシアス 「契約は! 誰か、契約できる奴はいねぇのか!?あの糞野郎を殺してくれる奴は!」 474 しずく 「茉衣子さん!?」 475 空目恭一 (……ああ、そうか) 話 名前 最期の言葉 補完後 殺害数ランキング スタンスは殺害時のものを表記。 順位 殺害者 殺害数 被害者 スタンス 1位 × 神父 6人 ゼロス? / 袁鳳月? / 趙緑麗? / アイザック? / ミリア? / 哀川潤? 救済 2位T キノ 4人 キノの師匠 / ヴィル / イルダーナフ / 物部景 無差別 折原臨也 4人 朝比奈みくる / 緋崎正介 / ガユス / サラ 保身 × 小笠原祥子 4人 一条豊花 / 呉星秀? / 新庄・運切 / ミズー 奉仕(祐巳) 5位T ウルペン 3人 リリア / いーちゃん / キーリ 無差別 パイフウ 3人 クルツ? / 鳥羽茉理? / シズ ジョーカー 7位T リナ 2人 ディードリット / ズーマ? 無差別 零崎人識 2人 シュバイツァー / 坂井悠二 天然 × ゼロス? 2人 天色優 / マジク? 無差別 × ff 2人 ガウルン? / シャーネ? 好戦 × アーヴィー 2人 竜堂始? / カイルロッド 天然 × ガウルン? 2人 一条京介? / 涼宮ハルヒ 無差別 × マージョリー? 2人 ff / 空目恭一 無差別 14位T 甲斐氷太 1人 李麗芳 好戦 十叶詠子 1人 ティファナ 天然 ギギナ 1人 霧間凪 好戦 クエロ 1人 ゼルガディス? 保身 フリウ 1人 オフレッサー 脱出 シズ 1人 島津由乃 脱出 相良宗介 1人 キョン 無差別 福沢祐巳 1人 アメリア? 暴走 アシュラム 1人 宮野秀策 警護(美姫) 光明寺茉衣子 1人 しずく 暴走 竜堂終 1人 オドー 被支配(カーラ) 三塚井ドクロ 1人 アーヴィー 天然 ダナティア 1人 テッサ 脱出 × ガユス 1人 萩原子荻? 脱出 × ミズー 1人 小笠原祥子 脱出 × 一条京介? 1人 御剣涼子 脱出 × ジェイス? 1人 天樹錬 無差別 × 御剣涼子 1人 ヤン 暴走 × ディードリット 1人 ヴォッド? 暴走 × オドー 1人 ジェイス? 脱出 × 哀川潤? 1人 神父 脱出 × サラ 1人 マージョリー? 脱出 順位 殺害者 殺害数 被害者 スタンス おまけ 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの スタンス 1位T アマワ? 1精霊 ギーア 黒幕 × 霧間凪 1脚 ヒルルカ 脱出 × マージョリー 1頭 地獄天使号 無差別 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの スタンス 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで
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妖怪の賢者と戦姫 ◆Jnb5qDKD06 『探索者(マスター)たちよ。そして銀鍵の守り手(サーヴァント)たちよ――運命の呼び声の時です』 * * * 聖杯戦争開幕の号令が空目恭一とアサシン『八雲紫』の脳髄に響く。 「蠱毒の始まりか」 「ええ、そうですわねマスター」 ミスカトニック大学のキャンパス。日本から取り寄せたという桜の下に彼らはいた。 「『あやめ』はまだ見つからないか」 「生憎と、マスターと違ってパスが繋がっていない子を見つけるのは難しいですわ。マスターの“鼻”はどうでしょうか」 「生臭い水の臭い以外に特に何も匂わん」 空目恭一の鼻は特別、と言うより異常だ。過去に神隠しにあったことにより彼の嗅覚は異界の存在や異形の匂いに敏感になっている。 そして彼が探している『あやめ』という少女もまた、神隠しの被害者である。 いや、正確には加害者でもあるし、神隠しそのものでもあるが、今の本人はそれを望まない。 「ともあれ、彼女の正体を嗅ぎ付けたら少々厄介ね。何をされるかわかったものじゃないわ」 「大抵の奴はあやめをどうこうできん。下手すれば自滅するだろう……が」 「だろうが?」 「お前クラスの〝怪談〟がゴロゴロいるならば話は別だ。あやめが取り込まれてしまうかもしれない」 あやめは異界の住人である〝異存在〟と呼ばれる存在だ。 『異界』とは文字通り、世界とは異なる世界。自分たちの世界の裏側。本来ならば人間が認識できないはずの常世である。 そしてそちら側にいる彼女と接触できるということは、『異界』に対して親和性を有する、つまり『異界』に惹かれる者である。 そうした人間を『異界』へ引きずり込んでしまうのが〝異存在〟であるあやめの力である。 そんな彼女がなぜ、空目と居られるか。それは──── 「異存在は認識される世界の住人となる……でしたね」 「そうだ。俺は文芸部や大勢の生徒にあやめを認識させて『異界』からこちら側へ引き込んだ」 「だが、魔王陛下(マスター)があやめという子を陛下側の世界に引き込んだように、このアーカムで大勢に彼女が認識されれば、この世界の住人となってしまう。 幻想郷とは真逆の仕組みなのね」 アサシンこと八雲紫のいた世界、『幻想郷』は忘れ去られて『幻想』になったものが最後に行き着く世界である。 幻想郷、異界、無何有の地、隠れ里、桃源郷、ニライカナイ、未知なるカダス。名は多くあれど実体はそんなところだ。 だからこそ八雲紫は『あやめ』という娘には興味がある。 「ともあれ……あら?」 「どうした」 「どうやらサーヴァントみたいですわ。感知できる範囲で二騎います」 サーヴァント。即ち敵がいるということだ。 近くにいれば互いの位置が大体分かるのがサーヴァントに与えられた能力のひとつである。 しかし、アサシンのクラススキル『気配遮断』は自分を感知させなくするスキルである。 攻撃の時にバレてしまうのが欠点だが今のような隠密活動状態では相手のサーヴァントに見つからないため先手が取れる。 「いかが致しますマスター? サックリやってもよろしいですが?」 「いいや、戦闘はしない。戦闘はしないが、実験はする」 「実験? 何の?」 「お前のスキルと宝具の実験だ」 * * * サーヴァント同士の戦いが始まった。 片方は侍。片方はセーラー服の少女。 片方の剣士のマスターはこの大学で何度か見た事がある。何度か図書館で見た顔だ。 確か彼女は大学の神秘学科で『七曜の魔女』と呼ばれていた少女。彼女もマスタ―だったのか どちらのサーヴァントも尋常ではない速度で武器を振るい、空目の動体視力を超える速さで戦闘を繰り広げる。 神速域の攻防が火花を散らし、周囲に破壊を撒き散らす。 それを空目はキャンパスからかけ離れた商業地区の南部。ノースサイド線の最西の地下鉄駅入口から視ていた。 勿論、空目恭一にアフリカのマサイ族並の視力は無い。 これはアサシンの宝具『境界を操る程度の能力』による空間接続で戦場の空間の一部を繋げて見ているのだ。 当然、この宝具を戦っている2人に気付かれる可能性も重々承知であるが、情報は集められるうちに集めた方がよい。 「マスターは結構大胆なのね」 「うるさい。黙っていろ」 「ああ、激しいわ」 「戦いがな」 「ノリが悪いですわ魔王陛下」 切妻屋根の鋭角に生じた『スキマ』から戦闘をじっくり観察する。 本来ならば宝具の発動自体にも多くの魔力が消費されるため、こんな近距離で宝具を使おうものならばすぐにもバレてしまうだろう。 そこでアサシンのスキル『神隠しの主犯』が活きてくる。 この宝具の発動中はそのスキルによって『気配遮断』が有効なまま発動できるらしい。 「本当に陛下は豪胆ね。 知識で可能と分かっていても相手が2騎もいる状態でいきなりやろうとは思わないわよ普通」 「実験にはリスクは付き物だ。いや、生きること自体リスクそのものだ。生きる時は生きる。 死ぬときは死ぬ……誰だってそうだ、例外は無い」 いつか、あやめを引き入れた時に文芸部のメンバーに言ったセリフだ。 戦況が動いた。セーラー服の少女が宝具を使ったのだ * * * 「《沈黙の鎌(サイレンス・グレイブ)》――――――!!」 英霊が名を呼ぶ、その時、伝説は蘇る。 * * * 「……………ッあ、ぐ」 目に焼き付く宝具の輝き。網膜から入って脳髄を冒す神秘。 ────人を買え。 ────首を括らせろ。 ────そして埋めてしまえ。 ────お前の怪談(きょうふ)はお前の中でできている。 それは常人を発狂させる法則であり、聖杯戦争のマスターとしてある程度の神秘保護を受けている空目とて例外ではない。 あれこそは滅びの具現。あれこそは刈り取る者の象徴。 腐肉に集る蝿の如く湧いてくる頭痛、吐き気、悪寒。恐怖、狂気。 かつて『異界』に連れ去られた際も心を乱さなかった自分が今、神秘の輝きに恐怖している。 (なんだ……コレは……) 手が震え、奥歯が震え、胃が蠕動した。 死を恐怖している、俺が? 文芸部の連中が知れば噴飯ものだろう。 こみ上げる吐き気を抑え込みながら視界の端にいた剣士のマスターに目が行った。 (あいつ……平衡感覚を失っている……それにあの表情……) パニックを起こしているのか? 神秘学科の新星は間違いなく恐慌している。 そしてそれが意味するところを理解する寸前、天を裂いて雷電が落ちる。 雷雲もなく、あんな狙い打ったように雷が落ちるなどあり得ない。 サーヴァントのものでもない。この場にいない誰かが攻撃を仕掛けたのだ。 強烈な光に空目の目が眩む。一秒、二秒、三秒、四秒…視界がやっと戻った時には既にサーヴァント2騎の姿はなく、戦闘も終わっていた。 既に異形特有の枯草のような匂いもない。 「アサシン、引き上げるぞ」 自分のサーヴァントに話しかけるも反応が無い。 振り向いてみると彼女は路地の闇を見つめていた。 「どうした?」 「どうやら敵のようですわ」 「何?」 警備員の巡回はまだだし、そもそもアサシンが〝敵〟と呼ぶのだから相手はサーヴァントだろう。 問題は『気配遮断』中になぜ見つかったかだ。 路地から人影が二つ現れた 「おや。そこにいるのはサーヴァントとそのマスターか?」 「本当に勘だけで見つけるなんて」 「何、天才ならではの直感というやつですよ」 茶髪のおかっぱの青年と青い髪の少女だった。 おそらく少女の方がサーヴァントだろう。 水晶と氷塊から削り出したような、輝く槍を持っているし、何よりも異界の者の〝匂い〟が濃い。 互いのマスターが相手のサーヴァントのステータスを視て、それを瞬時に念話で自分のサーヴァントに伝達する。 四者共に眉一つ動かさずにそれを知った。 「見つかってしまいましたね。 どうしますかマスター? ここで……」 「戦わん。こちらに害が無い以上戦う必要がない」 戦うつもりなど毛頭ないのにわざわざ喧嘩を吹っ掛ける必要もないだろう。 しかし、空目の態度は相手のサーヴァントの癇に障ったようだ。 「害が無い? へぇ、それは自信? 平民風情が出たわね死ぬほど後悔して逝きなさい」 「厳然たる事実だ」 空気が凍りつく。 一触即発、何か行動を起こそうものならば火薬庫に火をつけた如く爆発するだろう状況。 その中で、まず動いたのはアサシンだった。 * * * 突如、アサシンは片手で空目を抱え、もう片方の手で魔力の塊を弾丸にして放つ。 それは分裂して攻撃ではなく目眩ましとして機能し、槍のサーヴァントの視界を弾幕で覆い隠した。 弾幕が晴れた時、二人の姿は豆粒ほどにまで小さくなっていた。 「逃がすか!」 アサシンを追ってランサーも疾走を開始した。 マスターは何も言わない。お手並み拝見ということだろう。 アサシンがマスターを担いで走った先は地下鉄の駅ではなくアーカムの中央を流れるミスカトニック川。 「は、馬鹿ねどこへ行こうと……」 ミスカトニック川は浅瀬とは言えないし、川幅も決して狭くない。 サーヴァントといえど水中でマスターを担いだままでは十分に動けるはずがないしそもそもマスターの息がもたないだろう。 よって連中の行き先はデッドエンド。ミスカトニック川は物理的な三途の川として存在している。 かといって何処かで引き返そうものならば私と対峙することになる。 アサシンが暗殺者として召喚されている以上、三騎士のサーヴァントとは戦闘能力で差がある。 よってここで私に敗北はない。 ついに暗殺者の主従が川へと飛び出した。 そして、暗殺者の女の足が水面へ──着水しない。 「なっ」 まるでふわふわと浮くように、だが決して遅くない速度で反対側へと移動していく。 まずい。 ランサーの英霊『リュドミラ=ルリエ』の胸に焦りが募る。 この世界では大型の騎乗機械で空すら駆けると聞いていたが、それにしてもあれは反則だろう。 敵は飛行することで先ほどのミスカトニック川の地形の悪条件をクリアしている。 水中にいたくなければ空中にいればよいと理不尽な行為を現実にやってのけてしまった。 そして逆にリュドミラには浮遊や飛行の術はない。このまま水中に飛び込めば絶対不利の状態で戦わなければならない。 戻って地下鉄道から反対側に渡る術もあるがタイムロスが激しいし、何よりノースサイド線の土地勘がない。 そんなリュドミラの焦りを見透かしてか、アサシンの英霊は一瞥して 「では、さようならお嬢さん。帰りは車に気を付けるのよ」 と虚仮にしたような挨拶をかけやがった。 それでリュドミラの心に火がついた。 * * * 時刻は草木も眠る丑三つ時。魑魅魍魎が跋扈し、幽玄妖魔が隊を成すとされる時間帯である。 サーヴァントシステムによって英霊の属性に嵌められたアサシンであるが、スキル『妖怪』によって妖怪の属性も得ている。 故に本来のスキルとは効果の異なる二次的な効果であるが、魔力の回転率、判断速度、身体の活性率全てが好調だった。 「お姫様だっこされてどんな気持ちでしょうか、魔王陛下」 「あと川岸へはどのくらいだ」 「普通、この場合男女逆ね。 まぁ魔王陛下の細腕じゃあ幼子すら持てるか怪しいでしょうけど」 「冗談を言っている場合か」 「さっきから慌ててどうされました?」 「後ろを見ろ」 言われるままに振り向くとそこには蒼髪の少女が水面上を走って追いかけてきていた。 その足元にはミスかトニック川の流水を凍らせてできた氷の橋が作られており、更に周囲のみずも凍らせて足場を広げていった。 「あら素敵」 流れる水すら凍らせる彼女は氷使い。接近されることは死を意味する。 「マスター首に腕を回してください」 マスターと支えていた左手を自由にして、体の向きを180度変える。バックステップで移動しながら相手を沈めることにした。 アサシンの五指から生じる魔弾。 それはアサシン『八雲紫』のいた異界の技で遊びのルールそのもの。 魔力、妖力、霊力などを固めて撃つだけならばアサシンのクラスでも十分可能だ。 圧倒的な面制圧力は氷上のランサーが回避できるはずもない。 「ふざけているの?」 だが所詮は魔弾。それも魔術師ではないアサシンのものである。対魔力を持つランサーに命中したところで豆鉄砲ほどの効果も及ぼさない。 ただし、ランサーの足場を、氷橋を破壊していた。しかし、それで水没するランサーではない。 四散した氷の破片は木の根のように伸び、繋ぎ合って新たに足場を生み出す。 「これでは拉致が明きませんわね」 氷の軍勢は戦姫を筆頭にその領土を広げて進軍をしていた。 このままでは追いつかれる。 「やれやれ」 今まで黙っていた空目がポケットから紙束を取り出した。確か聖杯戦争開幕前に〝包帯男〟がばらまいていた紙を半分に折ったものだ。 それらは空目が手を離すと空気抵抗に煽られて紙吹雪のように舞っていく。 「“鋭角”ができたぞ」 「流石です魔王陛下」 異次元たる『スキマ』を展開するアサシンの宝具『境界を操る程度の能力』。 この聖杯戦争の仕様で鋭角がある場所のみに使用可能という制限がついているが、裏を返せばそれだけだ。数に制限などない。 次の瞬間、半分に折った紙の鋭角から射出されてきたのは道路標識。鉄骨。コンクリート塊などの物体。 出現したそれらは魔力を帯びてランサーへ迫る。加えてアサシン本体の魔弾掃射もまだ続いていた。 氷橋が落とされる。氷柱が砕かれ、衝撃波で荒立った波がそれらを呑み込んでいく。 一筋の光、一発の弾丸として放たれたそれらはランサーの領土(あしば)を食い散らかして破壊していった。 しかし── 「それがどうしたっていうのよ!」 一閃(にしか空目には見えなかった)でいくつもの火花が散り、スキマから射出された鋼鉄と魔弾が弾き飛ばされた。 更に返礼とばかりに氷の塊が生み出される。その数十。全てアサシン目掛けて発射された。 そして秒と経たずに、それら全てが役に立つことなく撃墜される──と思えば次の瞬間には三十の氷塊が迫っていた、 それを落としても次は四十が、その次は五十が、まだまだ増える。 なるほど、ここは水の上で彼女は氷使い。 凍らせるものは困らないというわけね。でも─── 「弾幕で私に挑むつもりかしら────幻巣『飛光虫ネスト』」 * * * ────く、面倒ね。 リュドミラのスキル『氷風の盾』はラヴィアスから出た冷気と衝撃波で矢などの飛び道具を吹き飛ばすスキルだ。 故に紙から飛び出す現代風の煉瓦や木材などはリュドミラへ届く前に消し飛ぶ。 しかし、鉄の表札(道路標識というらしい)や鉄棒はその限りではない。理由は単純にして明解。質量が大きい。 凍結から粉砕までの行程でも破壊しきれない、むしろ細かくになって防ぎにくいものとなる。 故にあれらは直接弾く方が効率が良いが、それだと足が止まる。 お返しに何発も氷塊を打ち出しているが、弾幕戦では相手に勝てない。 「弾幕で私に挑むつもりかしら────幻巣『飛光虫ネスト』」 アサシンの周りが一瞬光ったかと思えば、矢のように光る魔弾が進路上の氷を残さず砕いた。 「本当にアサシンなのあなた?」 「ええ。見ての通りアサシンです」 お前のような暗殺者がいるか──と否定できないのも事実である。 そもそもアサシンだから魔術が使えないと考えるのは誤りだろう。 魔術、呪術といった呪(まじな)いで人を密かに殺すためにするものもかなりある。故に魔術師と暗殺者を兼業できる者は少なからず存在する。 再び白光の魔弾が足場へ撃ち込まれる。その数、十発。残さず氷を砕いて再び足を止められる。 眩い光と氷の割砕する音が乱舞する中、リュドミラは相手の魔弾の特性を分析していた。 おそらく、あの白い魔弾は先ほどまで指から撃っていたものと大差違いはない。 連射していた弾を固めて放つ、量より質を重視した弾だ。その証拠に対魔力を持つ自分へ向けられる弾は一発もない。 よって気にかけるべきは紙から出てきた鉄塊のみ。 「空餌『中毒性のあるエサ』」 足元に的のような重層の正方形が出現した。 空中から前方と上空から先ほどまでと毛色の違う魔弾が迫ってきた。先ほどまでのよりも断然速い。 でも数が少ない分防げる。 道路標識を槍で撃ち落とし、蹴りで弾を弾いたその次の瞬間、足場の氷が割れた。 「な、に」 原因は水面下。水中からも弾が発射されていた。 アサシンが今まで撃った弾や道路標識は魔力を宿し、魔力のパスがアサシンと繋がっている。 それを手繰って水中で魔弾を作ったのだと、リュドミラが気付いた時は既に手遅れ。 足場を崩され、余裕も崩されて氷を再凍結するための集中が出来ない。 結果、ミスカトニック川へと落ちる。 (……まずい) 最悪だ。 今、相手が道路標識を撃ち込んできたら防御ができない。水中で冷気を使おうものならば凍結するのは自分だ。 霊体化は論外。再び浮上するしかない──と思ったところで足が地面を踏む感触を得た。 (川底!) 目を凝らせば、目の前には斜面が広がり、川底とは違った意匠の、治水工事の石畳が敷き詰められている。 そう、既に反対岸に着いていたのだ。 アサシンはまだ前方二〇メートル先を飛行している。ならば──── 川底の地面はぬかるんでいるが、即席の氷の足場と違い、揺らがないし崩れる心配も無用だ。 川底を思いっきり踏みしめて跳躍する。 「アサシン!!」 砲弾のように水中から飛び出したリュドミラはあっという間にアサシンまで詰めて竜具『氷槍ラヴィアス』で薙ぐ。 アサシンはそのゴシック・ファッションめいた服のフリルから傘を取り出し防ぐ。 手品のように現れた傘は恐ろしく頑強で、鋼鉄の鎧すら切り裂く『氷槍ラヴィアス』の刃を防いだ。 「頑丈な…傘ね!!!」 しかし、ステータスだけならばランサーの方が上だ。そのまま力任せに傘ごとアサシンを地面へ弾き飛ばした。 マスターを庇うべく、足で着地したアサシンをラヴィアスから発せられた冷気が覆って下半身丸ごと凍らせて縫い付ける。 遂にリュドミラの間合いでアサシンとそのマスターを捉える。 「終わりよ平民」 続いて着地し、ラヴィアスの刃を動けないアサシンのマスターの喉元に突きつけた。 「私を相手にここまで健闘できたことは褒めてあげるわ だから選ぶ権利を与えてあげる。 ここで死ぬか。忠誠を誓って私達の部下になる名誉を得るか」 「そこに対等の相手として同盟を結ぶという選択肢は無いのか?」 「殺されないだけ有り難く思いなさい。 対等? 笑わせないで。私からすれば貴方達は等しく下等よ。 身分が上。立場が上。力が上。だから私には勝てない」 そして事実そうなっている。 それを聞いて選択の余地がないと知ったアサシンのマスターは沈黙し、そしてその隣にいるアサシンは──── 「プッ、ハハ、ウッフフフフフフフフ」 爆笑していた。 「貴女、何が可笑しいの?」 「失礼。貴女のことを誤解していましたわ。 てっきり情け容赦の無い百戦錬磨の冷血な殺戮者かと思ったけど蓋を開けてみれば可愛らしいものでしたので」 そしてアサシンはリュドミラに微笑む。 まるで小動物を見る人間のように。 「ええ。貴女の言う通り。貴女は私よりも強いから私に勝つ。 寺子屋に通ってもいない稚児にすら分かる理屈ですわ」 つまり、とアサシンは付け足して。 「貴女って実は大したことはないでしょう?」 * * * 「貴女って実は大したことないでしょう?」 紫が言った瞬間に、ただでさえ低い周りの温度が更に低くなった気がした。 「なぜなら強者は力なんて誇らない。というよりそんなものに執着しない。 戦えば勝つのは本人にとって当たり前だから力は手段であって目的じゃない」 特に八雲紫のいた幻想郷ではそれが顕著だ。 ────吸血鬼は永遠の夜を生み出そうとした。 ────冥界の主が一切の春を奪おうとした。 ────鬼は宴会をするためだけに力を使う。 ────核融合の力を分け与えて文明を栄えさせようとした神もいた。 力自慢するために弱者を襲う強者はほぼ皆無。あくまで障害を排除するための手段でしかない。 「だというのに貴女ときたら平民だの格上だのまるで強者であることが存在意義みたい。 だから笑えるのよ」 次第に氷に圧迫されていく足と、強くなる凍気はまさにランサーの怒りを顕しているのだろう。 もはや下半身全体が壊死寸前まで冷やされながら、それでも紫は悪魔のごとき挑発を続ける。 「貴女は真っ当よ。少なくてもその判断基準は常人だわ。 だから、いつか必ず負ける。貴女は強者を倒す弱者に勝てない」 例えば妖怪を素手で打ち負かす人間のような──勇気やら気合いやらで弱肉強食を無視する手合いには特に。 「貴女は怪物でもなければ怪物を一人で退治しようとする狂人(えいゆう)でもない。 特別な玩具を手に入れて浮かれている、ただの──小さな子どもよ」 「黙れよ貴様ァ!」 * * * リュドミラの怒りが爆発した。 先ほどの部下云々の話し合いは三千世界の彼方へ消し飛び、もはや息の根を止めずにはいられない。 コイツは殺す。 私は戦姫で、ラヴィアスの戦姫である誇りこそが私の全てだ。 母が、祖母が、私に託してくれた戦姫のバトン。それに恥じない戦姫であろうとする矜持。 それを踏み躙らせていいわけがないでしょう。ねぇ、ラヴィアス。ねぇ、■■グル、エレオノー■。 氷槍の刃がアサシンの胸元、霊核へ真っ直ぐ突き入られ、氷の刃は過たず、アサシンの胸に深くめり込む。 しかし──── 槍の手応えがない。まるで空を突いたように何かに刺さった衝撃がまるでない。 「フフフ」 アサシンが微笑む。 何ら傷を負った風にも見えない。 次の瞬間──── 槍が引っ張られる。アサシンの胴体へずるりと、一切の障害なく。 吸い寄せられる。奪われようとしている。戦姫の証、いやそれ以上にかけがえのない宝物が。 よって奪われないようにと力を込め、その結果見る羽目になる。 氷槍ラヴィアスの穂先を。 何がそこにあるのかを。 「──────」 〝それ〟は言語化できない異常な角度を持つ空間だった。 妄念、欲望、悪性渦巻く醜悪な隙間。 人間ならば受け入れられない、いやそもそも見たいとも思わないはずだ。 内側から溢れ出す理解不能の負の感情に手の力が弛んだ。 結果、ラヴィアスを奪われる。凍漣の槍自身も奪われまいと氷を張るがもう遅い。隙間の中へ取り込まれる。 「あ、ああ……」 * * * 寝静まったオフィス街。 人間の文明開花はこの魔市街たるアーカムをも浸食し、その穢れた土壌から4、50階建てのビルディングを無数に生やしていた。 特にオフィス街のノースサイドでは他の地区より多くのビルディングが立ち並ぶ。 そこを背景にして二騎のサーヴァントの戦いに決着が着いた。 槍の穂先、それが服を突き破る前に生まれた鋭角。そこにアサシンはスキマを作り短槍を異次元へ吸い込んだのだ。 短槍を奪われた少女は今にも憤死しそうなほど怒りと恥辱に顔を歪め、そしてもう一人はしたり顔で微笑んでいた。 それっと掛け声をしながら魔弾によって己とそのマスターを捕らえていた氷を弾く。 空目はこの結果が予測出来ていた。 八雲紫は最優の妖怪であり、遥かな太古に最強の妖怪達を率いて月へと進軍したという伝承は伊達ではない。 元々のステータスはきっと知略、暴力、能力の全てのバランスが高水準で整っていたのだろう。 特に知略・経験値においてはアサシンとして召喚されたところで失われるわけではないのだ。 ────式神が呼び寄せられない、あら大変。 ────結界が巧く編み込めない、それは困りましたわ。 ────能力による論理崩壊ができない、で、それが何か? 八雲紫という神隠しの妖怪が最上級であるという事実は揺るがない。 「逃げてもよろしいですよお嬢さん」 この妖怪は悪辣……というより老獪なのだ。 この戦いは最初から最後まで八雲紫の掌の上だったと言っていい。 * * * 戦姫の証たるラヴィアスを奪われた。ルリエ家最大の失態である。 リュドミラの冷徹な頭は失態を恥じるより早く、何故こうなったかを冷静に分析していた。 まず河川上の戦い。 この段階で敵の攻撃は始まっていたのかもしれない。 最初の会話でリュドミラが誇り高い人物だと看破したアサシンは川岸で挑発してリュドミラを誘い出したのだ。 マスターとの連携を絶ったアサシンはそのままゆるりと引き付けつつ後退、反対岸まで誘い込み私に捕まる。 よくよく考えればあんな水中から攻撃可能な弾幕を最後に使った時点でおかしかったのだ。 あれを最初から使えばリュドミラが反対岸まで追うことなど不可能だったのだから。 そして、凍らされた後に挑発して私に攻撃をさせて逆に私から槍を奪う。 詰まるところリュドミラが挑発に乗らなければ回避できた状況なのだが、相手は必ず怒るように仕向けたのだ。 リュドミラはこれでも戦いの中での自制心には自信がある。 敵軍が罵詈雑言や挑発的な行動をとっても冷静に軍を動かし、堅実な戦いで勝利したことなど限りなく、それ故に英霊として信仰されたのだ。 しかし、アサシンの挑発はリュドミラ個人の、それもアイデンティティーを攻撃するものだった。 リュドミラの家系は代々竜具『氷槍ラヴィアス』によって戦姫に選ばれた珍しい一族だった。 故に戦姫として誇りがある。 先達から誇りを継いだという矜持がある。 その誇りを守り抜いて見せるという気概がある。 アサシンの毒舌はそこを精確につついたのだ。 戦姫(おまえ)は大したことない。 力など所詮は手段で戦姫(そんなもの)に意味はない。 誇りたい? むしろ滑稽だぞ笑えるな、と。 その戦術は悪辣。この一言に尽きるだろう。 人の気持ちに唾を吐くような下劣さと、そんな不確定要素を精密に計算して事を運ぶ悪魔じみた演算能力が合わさっている。 そして事実としてリュドミラの宝具を奪い、マスターとの連携も絶っている以上、認めざるを得ないだろう。こういう強さもあるのだと。 「さて、では降伏していただけますか?」 「はっ、ふざけるないで。槍を奪われたくらいで私が降伏なんてすると思うの?」 ブラフである。ラヴィアスのないリュドミラの戦力はサーヴァントを相手にするには低すぎる。 しかし、既にリュドミラの宝具は非戦闘用の紅茶(チャイ)一つ。 一方でアサシンの宝具は未だ未知数だし、リュドミラ同様に一つとは限らない。 故にリュドミラは詰んでいた。マスターと離れているこの状況では令呪の支援など望めまい。 しかし、いや、だからこそ。彼女は最後まで誇り高くありたい。 嘲笑われたまま、踏み躙られたままで終われないのだ。 「では、さようならお嬢さん」 * * * 「では、さようならお嬢さん」 「茶番はそこまでだアサシン」 空目がアサシンの茶番を止める。 ここで彼女を殺すのは空目の意図するところではない。 「槍も返してやれ。この状況では同盟も休戦協定もできん」 「それは止めておいた方がよろしいでしょう。次やれば負けるかもしれません」 八雲の言うことも一理ある。むしろ聖杯戦争の参加者ならばこの状況を逃す者はいないだろう。 しかし、好んで殺し殺されをする趣味は空目にはない。 「十分に承知している。その上で休戦協定を──」 「その協定、乗ろう!」 現れたのはランサーのマスターだった。 「マスター? どうやってここまで?」 「遊覧用のボートがあったので漕いできた。 それで、首尾は?」 「槍を奪われたわ」 「そうか、ならば槍と交換で同盟を結ぶというのはどうだろう?」 どちらが不利な立場なのか全く考えてもいない発言であるが、そこには不思議と人を不愉快にさせない何かがあった。 アサシンも知り合いを思い出したように外の世界にもこういう人いるのねー、と呟く。 「こちら側としては問題無いが槍を返した途端に攻撃されては敵わん」 「でしたら魔王陛下。実はこんなものが」 アサシンが服の袖口をまさぐって出したのは紙だった。何やら古びた護符だった。 「〝匂う〟な。これは牛王符か?」 「ええ牛王符……正式には『熊野牛王符』」 「〝本物〟か?」 「ええ〝本物〟です。マスターの嗅覚と同じく」 「で? 何なのそれは?」 勝手に話を進めるアサシン主従にランサーは口を挟む。 「簡単に言うとこの紙に一度誓えば絶対破れない誓約紙ですわ」 「あら? 〝絶対に〟破れないですって? 仮に破ろうとするとどうなるの?」 「破れば烏がやってきて血を吐いて死にます。そして裏切り者もそれに続いて死にます。おしまい」 昔は絶対に破らぬ誓いとして血判状に使われた護符だが、電子的な誓約書や契約書がポピュラーとなった現代では幻想入りした物である。 しかし、現代で淘汰されたからといってもその力が失われたわけではない。 今、八雲紫が取りだした物は『本物』だった。 「ではこちらに血の判を」 スッと差し出された牛王符にはこう書かれている。 〝此度の聖杯戦争においてアサシンのマスターである空目恭一及びランサーのマスターであるクリム・ニックは以下を誓う 1.互いに三日間攻撃しない。 2.同期間の間、互いの情報を第三者に漏洩しない。 3.この誓約はランサーがアサシンから槍を返却された時点から有効となる。〟 「問題ない」 クリムは親指の端を噛み千切って血の判を推す。 その瞬間、両マスターの背筋にゾワリと寒気が走り、呪術契約が開始した。 「ではこちらをお返しします」 いつの間にかアサシンの手に槍が握られていた。それをランサーに柄の方を差し出す。 仮にこのまま握って刺し貫こうとしても勝てるという算段なのか、それとも単純に嘗めているのか。 「…………」 形容し難い感情と共に槍を受け取った。そしてこう告げる。 「せいぜい三日間生き残りなさい。三日後に必ず殺してあげる」 そのまま霊体化して姿を消すランサー。 「あらあら大変。長生きしないといけませんわ」 余裕綽々の様子でアサシンも姿を消す。 そして、残された(正確にはサーヴァント二騎共ここにいるが)のはマスター二人。 空目にとってここからが本題だった。 「ランサーのマスター。依頼したいことがある」 「ほう、なんだ?」 「あやめという少女を見つけたら連絡してほしい」 「どんな姿だ」 「人種はアジア系、髪は黒、年齢は10代前半だ」 「ふむ。覚えておこう。 だが妙だな。何故さっきの契約に入れなかった? 例え見つけても君に教えないのかもしれないぞ」 「保護者を見失って、戦地で迷子の少女を見捨てられる人種か?」 「まさか」 「そういうことだ」 【ノースサイド/1日目 未明】 【空目恭一@Missing】 [状態]健康 [精神]疲労(ほぼ回復済) [令呪]残り3画 [装備]なし [道具]なし [所持金]学生レベル [思考・状況] 基本行動方針:あやめを探す 1.ノースサイドでも探す [備考] ※邪神聖杯戦争の発狂ルールを理解しました ※ランサー(セーラーサターン)とその宝具『沈黙の鎌』を確認しました。 ※セイバー(同田貫)とそのマスターを確認しました。 ※ランサー(リュドミラ=ルリエ)とそのマスターを確認しました ※クリム・ニックとの間に休戦協定が結ばれています。 四日目の未明まで彼とそのサーヴァントに関する攻撃や情報漏洩を行うと死にます。 【アサシン(八雲紫)@東方シリーズ】 [状態]健康 [精神]健康 [装備]番傘、扇子 [道具]牛王符(使用済) [所持金]スキマには旧紙幣も漂っていますわ。 [思考・状況] 基本行動方針:??? 1.マスターの支援 [備考] ※ランサー(セーラーサターン)とその宝具『沈黙の鎌』を確認しました。 ※セイバー(同田貫)とそのマスターを確認しました。 ※ランサー(リュドミラ=ルリエ)とそのマスターを確認しました ※クリム・ニックとの間に休戦協定が結ばれています。 四日目の未明まで彼とそのサーヴァントに関する攻撃や情報漏洩を行うと死にます。 「ごめんなさい」 「いきなりいかがされました姫様?」 「貴方は成果を上げたのに私は何も出来なかったわ」 「気にしないでいただきたい。死ななかっただけマシです」 最悪の場合、サーヴァントを失う状況だったのだから生きているだけ儲けものだろう。 「サーヴァントのステータスの違いが、戦力の決定的差でないということを教えられましたね」 ステータス、スキル、宝具だけが全てではない。様々な能力が英霊には備わっている。 つまりスキル化してなくても生前持っていた能力を持ちうるのだ。 軍の元帥ならば戦術眼を、怪物を殺した者ならば勇猛さを。 マスターの権限であるステータス可視ですら見抜けぬ落とし穴がある。 「ええ。そうね。反省したわ」 でも、と付け足し。 「それを踏まえた上で三日後、必ず私はアサシンを倒すわ。 アサシンに嗤われた借りを取り返すために」 今回の戦い。リュドミラは確かに命を拾った。 だが、代わりに失ったのは誇り。それを取り戻さなくてはならない。 何よりあのアサシンに戦姫という存在の気高さを痛感させてやる必要がある。 誇りを取り戻す聖戦は三日後。 「では奴等を死なせてはなりませんね。 まぁ、奴等は死なないでしょうが」 「何か根拠があるの?」 「私と同盟を結んだのです。つまらない奴に殺されるはずがない」 自信満々でクリム・ニックは歩き出す。 そうとも彼は負けるつもりなど微塵もない。〝戦えば勝つのは天才である自分なのだから〟 未だ夜は明けない。 【ノースサイド/1日目 未明】 【クリム・ニック@ガンダム Gのレコンキスタ】 [状態]健康 [精神]疲労(全速力で舟を漕いだため) [令呪]残り3画 [装備]なし [道具]なし [所持金]クレジットカード [思考・状況] 基本行動方針:天才的直感に従って行動する 1.とりあえず休む 2.同盟相手を探す 3.あやめとやら、見つければアサシン主従の貸しにできるな [備考] ※アサシン(八雲紫)とそのマスター『空目恭一』を確認しました ※空目恭一との間に休戦協定が結ばれています。 四日目の未明まで彼とそのサーヴァントに関する攻撃や情報漏洩を行うと死にます。 【ランサー(リュドミラ=ルリエ)@魔弾の王と戦姫】 [状態]健康 [精神]若干の精神ダメージと苛立ち [装備]氷槍ラヴィアス [道具]紅茶 [所持金]マスターに払わせるから問題ないわ [思考・状況] 基本行動方針:誇りを取り戻す 1.四日目の未明にアサシン主従を倒す 2.それまではマスターの行動に付き合う 3.朝の紅茶を飲むわ [備考] ※アサシン(八雲紫)とそのマスター『空目恭一』を確認しました ※アサシンの宝具『境界を操る程度の能力』を確認しました。 ※空目恭一との間に休戦協定が結ばれています。 四日目の未明まで彼とそのサーヴァントに関する攻撃や情報漏洩を行うと死にます。 彼女は歩く。彼女は詠う。 それは人とは触れ合えぬ、枷を纏うて歌うもの。 彼女は聖杯戦争のイレギュラー。本来ならば呼ばれるはずの無い一般人である。 しかし彼女は空目恭一の〝所有物〟としてアーカムに来ていた。 元々あやめは人身売買の末に神隠しの山神に生け贄として隠された少女である。 彼女は買われた。首を吊るされ、そして埋められた。 ──彼女の怪談(せかい)は彼のものである。 【???/1日目 未明】 【あやめ@Missing】 [状態]不明 [精神]不明 [令呪]なし [装備]不明 [道具]不明 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:空目恭一を探す 1.詠う [備考] ※空目恭一の所有物です。持ち主を探して詠い歩いています。 ※アーカム市内のどこかにいます。 ※魔術師等の神秘の使い手ならば視認で、それ以外ならばコミュニケーションを取った瞬間に、 一時的に『異界』に引きずり込まれ正気度を失います。 ※サーヴァントがいればあれに関わるなと助言を受けられます。 BACK NEXT 009 アーカム喰種[JAM] 投下順 011 Answer And Answer 002 首括りの丘へ 時系列順 001 蒼い空 BACK 登場キャラ NEXT OP 運命の呼び声~Call of Fate~ クリム・ニック&ランサー(リュドミラ=ルリエ) 016 BRAND NEW FIELD 空目恭一&アサシン(八雲紫) 017 それぞれのブランチ あやめ
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【楽園の魔女たち】からの出典 地獄天使号 【楽園の魔女たち】支給品解説物資リスト【Dクラッカーズ】【Missing】【されど罪人は竜と踊る】【ウィザーズ・ブレイン】【エンジェル・ハウリング】【キーリ】【キノの旅】【ザ・サード】【スレイヤーズ】【チキチキ (神仙伝/烈風伝)】【デュラララ!!】【バイトでウィザード】【バッカーノ!】【ブギーポップシリーズ】【ブラッドジャケット】【フルメタル・パニック!】【マリア様がみてる】【リアルバウトハイスクール】【ロードス島戦記】【終わりのクロニクル】【機甲都市伯林】【戯言シリーズ】【涼宮ハルヒシリーズ】【灼眼のシャナ】【十二国記】【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】【撲殺天使ドクロちゃん】【魔界都市ブルース】【魔術士オーフェンシリーズ】【現実世界】【ラノロワオリジナル】 地獄天使(ヘルズエンジェル)号 【被支給者】空目恭一 【外見】およそ800kgというとんでもない重量級の牛 【初出】第293話:今、自分に出来ること 【原作】原作舞台の虹の谷で飼われている。 虹の谷最速を自認する牛。足と図体以外は普通の牛なので喋れない。 自分より速いもの(駿馬など)を見かけると突撃する癖が有る。 オスかメスかは不明。多分オス。 【↑1UP】 【TOP】 【1DOWN↓】 ←【魔術士オーフェンシリーズ】 ↑支給品解説 【現実世界】→
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十叶詠子 【登場作品】 Missing (甲田(こうだ) 学人(がくと) / 電撃文庫) 【出典時期】 7巻~13巻前 【本名】 十叶(とがの) 詠子(よみこ) 【異名】 魔女 【年齢/性別】 17or18(高三) / ♀ 【立場】 聖創学院附属高校三年生 【人称】 一人称: 私 二人称: あなた、君 (魂のカタチ)さん/君 三人称: 彼、彼女 【身体的な特徴】 12巻表紙 肩口まで伸ばした茶髪。常にあまりに邪気がなさ過ぎて異常だと思われるほどの笑顔を浮かべている。 【精神的な特徴】 悪意がまったくなく、常に善意から他人や異界と接している。 生まれたときから常に“怪異”の世界と接触し、異常な現象をありのまま受け入れており、他人がどうし てそれを拒絶するのかがわからず、“現実”と“異界”が分かれている現在の状態を不思議に思っている。 人間が好きで、異界を受け入れてくれることを期待している(しすぎている)。 【技術/特殊能力】 身体能力: 普通の少女並。戦闘技術は皆無。 霊能力: 世に蔓延る“怪異”を識り、干渉できる。道ばたに小人や妖精が見えたりもする。 言霊: 深層心理に直接影響を及ぼし、相手の行動を縛ったり誘導できる。 たとえば“動けないよ”と言われると実際に身動きが取れなくなる。 意志が強い者なら回避可能。 自他共に認める“魔女”。生まれたときから異界と生活をともにしている。 “山ノ神”(窓から見えるお友達)を“現実”に呼び寄せ、“異界”と“現実”を同一のものにしようとしている。 といってもすべての人間を発狂させたいのではなく、むしろこの世界の人すべてが異界を受け入れた“魔女”になることを望んでいる。 “異界”を友人として、人間をとても優しい生き物として愛おしんでいる。 気に入った者には手を貸し守りもするが、“異界”絡みで犠牲が出ても「しょうがない」で済ませてしまう。 本人にはまったく悪気はないが、端から見ると狂っているようにしか見えない。 原作での最後は首をパレットナイフで刺され死に瀕するも、携帯電話を使い『見知らぬ番号から掛かってきた電話を取ると、女の子の霊が出る』という物語へ化した。 【関連用語】 【魂のカタチ】 相手の本質や在り方などを詠子が比喩的に表現したもの。いわゆる「普通の人」にも魂のカタチはある。 呪術的手段で心身を乗っ取られている人間は、乗っ取った方の魂のカタチで呼称される。 【物語】 異界の住人がこちらを侵略する際に必要とする。ほとんどは怪談や都市伝説の形態をとる。 本物の物語は人間の深層意識に介入し、さまざまな怪奇現象を起こす。巻き込まれた人間は大抵死ぬか精神を病む。 【異界】 人間で言う妖怪や妖精などのファンタジー作品の常連たちが住む、“あちら側”の世界。 常に“こちら側”を取り込もうとしている。 人間が入ると大部分が異界の住人に成り果て、ごく限られたものが“魔女”になる。 【登場キャラとの関係】 【空目恭一】 君、“影”の人 お気に入りの一人。 空目は異界を危険だと認識しており、詠子の目的を止めようとしている。 最終巻では詠子を殺そうとした(未遂)。 【神野影之?】 元の世界での後ろ楯。 ←004 ベリアル ↑【参加者名簿】 006 空目恭一→ 以降ラノベ・ロワイアル本編のネタバレ注意 【追跡】 計27話 No. 題名 No. 題名 039 絶対零度の微笑を 340 アイネスト・メッセージ(伝える言葉) 087 悪役と魔女 343 ・――意志は壁を穿つ。 129 狂人と奇人の選択 376 テスタメント 150 魔女の直観 388 魔女の消失 191 夜会の準備 442 忘れられた少女の物語 194 竜を殺す者、諭す者 461 ――そして、魔女達は夜会に集う 203 サッシー捜索隊 462 世界の裏側 228 覚悟の成り立ち 441 懲りない彼女 272 未知との遭遇Ⅲ 487 まったりとした時間 281 人生を間違えた男 517 どうしてこんなに痛いの 283 我が不幸表せ巨人 540 大崩壊/ユートピア(美しい国) 287 奇人と変人、そして狂犬 542 大崩壊/リベンジ・ワード(放送禁止) 294 決して叶わぬ目的のために 310 危地へ 311 少年少女VS暗殺者 【現在状況】 +開示する。 最新スタンス 対主催? 生存状況 1日目・23 50時点で生存。物語感染 最新データ 第542話 大崩壊/リベンジ・ワード(放送禁止) 支給品 メス 遭遇中の人物 佐藤聖 殺害数 1人 (ティー) 【遭遇人物】 計18人+1部外者+2霊+1黒幕 ※友好的に酷い仕打ちをしたり、善意を理由に笑顔で追い詰めたりでき、 対立すると宣言してきた相手に対して「それでも愛する」と言うような人物。 名前 呼称 関係 解説 話 × ティー 『陸往く船のお姫さま』 その他 殺害。蘇らせようとしたが、制限のため失敗する。名前は知らない。 039 442 佐山・御言 “裏返しの法典”君 仲間 行動を共にするがはぐれる。 087 129 150 191 194 203 228 272 281 283 287 294 310 311 340 343 376 388 ギギナ “ツルギのケモノ”さん その他 襲撃されたが丸め込む。 194 なっちゃん “正義の断頭台”さん 友好 行動を共にする予定だったが別れる。 272 281 283 オーフェン “二つ目の刀子”さん 友好 行動を共にする予定だったが別れる。 281 283 甲斐氷太 “欠けた牙”さん 中立 情報交換を行う。 287 294 × パイフウ “生き人形”さん 敵対 襲撃され、撃退する。 311 アイネスト? “吊られ男”さん その他 新庄が死亡したことを伝えられる。 340 ブギーポップ “不気味な泡”さん 敵対 襲われるが逃亡する。 388 福沢祐巳 祐巳さん その他 カーラに乗っ取られている状態で無名の庵にて遭遇。 461 462 × ダナティア 『優しい女帝』さん 中立 無名の庵にて遭遇。後に演説を聞く 461 462 540 × サラ 『ジグソーパズル』さん 中立 無名の庵にて遭遇。 461 462 カーラ 『悪神祭祀』さん その他 祐巳の身体で無名の庵にて遭遇。 461 462 神野陰之? 神野さん 黒幕 元の世界での後ろ楯。無名の庵にて遭遇。 461 462 子爵 『紳士』さん 友好 情報を交換する。その後再会。 441 487 542 佐藤聖 『カルンシュタイン』さん 仲間? 囚われの身。 441 487 517 540 542 × シャナ 『痛み』の人 敵対 聖を狙って襲撃される。 517 BB “蒼空”さん 中立 茉衣子がしずくを殺したことを伝える。 542 風見・千里 “鬼嫁”さん 中立 予言を伝える。佐山の元の世界での仲間。 542 × 光明寺茉衣子 “ウィルオウィスプ”さん 敵対 聖に虐殺されるのを傍観する。 542 エンブリオ “金の針先”さん その他 BBに渡す。 542 名前 呼称 関係 解説 話 × 空目恭一 “影”の人 知己 元の世界でのお気に入り。探していたが死亡した。 --- × 新庄・運切 情報 直接の面識はない。佐山から情報を入手。佐山の恋人。 129 出雲・覚 情報 直接の面識はない。佐山から情報を入手。佐山の元の世界での仲間。 129 クリーオウ 情報 直接の面識はない。オーフェンから情報を入手。オーフェンが探している。 283 × マジク? 情報 直接の面識はない。オーフェンから情報を入手。オーフェンが探していた。 283 コミクロン 情報 直接の面識はない。オーフェンから情報を入手。オーフェンが探している。 283 × 物部景 情報 直接の面識はない。甲斐から情報を入手。甲斐が探していた。 294 海野千絵 情報 直接の面識はない。甲斐から情報を入手。甲斐が探している。 294 × ベリアル 情報 直接の面識はない。甲斐から情報を入手。甲斐が探していた。 294 × シズ 情報 直接の面識はない。演説を聞く。名前は知らない。 294 × 鳥羽茉理? 情報 直接の面識はない。演説を聞く。後に終が名前を叫んだが、声と名前が一致していない。始と終の関係者? 294 竜堂始? 情報 直接の面識はない。茉理から情報を入手。茉理が名前を叫んでいた。茉理と終の関係者? 294 × 竜堂終 中立 直接の面識はない。茉理が名前を叫んでいた。後に叫びを聞くが、声と名前が一致していない。大集団の一員。茉理の関係者? 540 アマワ? 黒幕 直接の面識はない。神野から情報を入手。 462 × リナ 情報 直接の面識はない。聖から情報を入手。 487 × アメリア? 情報 直接の面識はない。子爵と聖から情報を入手。聖が殺した? 487 × 小笠原祥子 情報 直接の面識はない。聖から情報を入手。聖の元の世界での知人。 487 × 藤堂志摩子 情報 直接の面識はない。聖と茉衣子から情報を入手。茉衣子が殺した、聖の義妹。 487 542 × 島津由乃 情報 直接の面識はない。聖から情報を入手。聖の元の世界での後輩。 487 × 一条京介? 死体 死体を発見。名前は知らない。 540 × 涼宮ハルヒ 死体 死体を発見。名前は知らない。 540 美姫 情報 直接の面識はない。茉衣子と聖から情報を入手。聖を吸血鬼にした吸血鬼。茉衣子が憎んでいる。 542 × 宮野秀策 情報 直接の面識はない。エンブリオから情報を入手。美姫のせいで死んだ、茉衣子の仲間。名前は知らない。 542 アシュラム 情報 直接の面識はない。茉衣子から情報を入手。茉衣子が憎んでいる。 542 × しずく 情報 直接の面識はない。霊能力で痕跡から情報を入手。茉衣子が殺した、BBの片翼。 542 名前 呼称 関係 解説 話 【最新状態】 【B-6/森/1日目/23 50】 【十叶詠子】 [状態]:やや体調不良、感染症の疑いあり。 [装備]:『物語』を記した幾枚かの紙片 [道具]:新デイパック(パン5食分、水1000ml、魔女の短剣(アセイミ)) [思考]:聖が満腹状態でしばらく危険も無い為、同行する。 [備考]:右手と聖の左手を数mの革紐で繋がれています。 【踏破地域】 【H-7】海岸→【H-6】海岸→【H-5】海岸沿いの森の蔭→【G-5】森→ 【E-5】北東の森の中の小さな小屋の中→北東の森の中の小さな小屋の外→【D-5】森の中→ 【D-6】森の中→【C-6】小市街→【D-6】湖→【D-8】民宿→【X-?】無名の庵→【D-8】民宿→ 【B-6】森 1 2 3 4 5 6 7 8 A B C D E F G H 無名の庵 ・ 【本編での動向】 ←004 ベリアル ↑【参加者名簿】 006 空目恭一→
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No. タイトル マスター クラス 真名 作者 04 東京美食家-トーキョーグルマンディーズ- ハンニバル・レクター アサシン 月山習 ◆lnFAzee5hE 19 折木奉太郎&アサシン 折木奉太郎 アサシン ロート・シュピーネ ◆Gnjocyz9X2 23 雨宮桂馬&アサシン 雨宮桂馬 アサシン カナン ◆CKro7V0jEc 26 ユズ・アサシン 谷川柚子 アサシン 復讐ノ牙・明智光秀 ◆Ee.E0P6Y2U 37 ジオット・セヴェルス&アサシン ジオット・セヴェルス アサシン 詠 ◆devil5UFgA 40 ゲーニッツ&アサシン ゲーニッツ アサシン ヴァニラ・アイス ◆kRh/.U2BNI 55 相良宗介&アサシン 相良宗介 アサシン ネイキッド・スネーク ◆X5hLCZajsg 59 コロマル&アサシン コロマル アサシン ストライダー ◆devil5UFgA 67 園原杏里&アサシン 園原杏里 アサシン 神埜歩未 ◆7bpU51BZBs 78 アート&アサシン アート アサシン キルバーン(ピロロ) ◆9u1Bq1HCTk 93 岸波白野&アサシン 岸波白野 アサシン ジャック・ザ・リッパー ◆3SNKkWKBjc 98 狡噛慎也&アサシン 狡噛慎也 アサシン 焔 ◆arYKZxlFnw 105 鹿目まどか&アサシン 鹿目まどか アサシン 特異型ヘルヴォール ◆q4eJ67HsvU 109 神隠しの物語・再 空目恭一 アサシン 八雲紫 ◆ACfa2i33Dc 123 月読ジゼル&アサシン 月読ジゼル アサシン 七人目のミイラ(六星竜一) ◆CKro7V0jEc 126 月が紅いワケ 泉新一 アサシン ヴィルヘルム・エーレンブルク ◆B7YMyBDZCU
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参加者名簿 10/10 【妖怪ロワ】 ○ダンテ/○天狗/○八雲藍/○バージル/○キャスター(キャス狐)/○とら/○荒木飛呂彦/○白鬼院凛々蝶/○白面の者/○墓場鬼太郎 3/3 【麻雀ロワ】 ○赤木しげる(若)/○ボボボーボ・ボーボボ/○赤坂衛 7/7 【飛行ロワ】 ○アンパンマン/○火の鳥/○孫悟空/○博麗霊夢/○飛影/○平将門/○ベール・ゼファー 6/6 【外道ロワ】 ○シオニー・レジス/○佐倉杏子/○野獣先輩/○金糸雀/○千手扉間/○藤木茂 5/5 【バンダイロワ】 ○緑川なお/○司馬懿サザビー/○刹那・F・セイエイ/○橘朔也/○門矢士 10/10 【魔法ロワ】 ○モハメド・アヴドゥル/○聖白蓮/○ストレイボウ/○ケフカ・パラッツォ/○サーニャ・V・リトヴャク/○ベアトリーチェ/○九澄大賀/○高町なのは(sts)/○大十字九郎/○霧雨魔理沙 10/10 【オリロワ2】 ○神使勇護/○東海道和馬/○恐怖の大王/○ミネア=ゼイバーン/○東京王マエバヌス/○グラハルト・フォン・ウェデマイヤー/○田所剛史/○ラウド・エリヤミス/○夢見香奈江/○神奈瞬 7/7 【アニロワ2】 ○磯野波平/○小鳥遊六花/○グラハム・エーカー/○高町ヴィヴィオ/○ベクター/○立花響/○間黒男 18/18 【混沌ロワ】 ○神崎蘭子/○ジョーカー/○フィア/○天樹錬/○空目恭一/○八雲紫/○左翔太郎/○東方仗助/○アドルフ・ラインハルト/○ザ・ヒーロー/○サイタマ/○ランス/○絵/○丸藤亮/○上田次郎/○潮田渚/○天魔・夜刀/○白野蒼衣/○ラインハルト・ハイドリヒ 77/77
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参加者名簿(ネタバレあり) 0/10 【妖怪ロワ】 ●ダンテ/●天狗/●八雲藍/●バージル/●キャスター(キャス狐)/●とら/●荒木飛呂彦/●白鬼院凛々蝶/●白面の者/●墓場鬼太郎 0/3 【麻雀ロワ】 ●赤木しげる(若)/●ボボボーボ・ボーボボ/●赤坂衛 0/7 【飛行ロワ】 ●アンパンマン/●火の鳥/●孫悟空/●博麗霊夢/●飛影/●平将門/●ベール・ゼファー 0/6 【外道ロワ】 ●シオニー・レジス/●佐倉杏子/●野獣先輩/●金糸雀/●千手扉間/●藤木茂 0/5 【バンダイロワ】 ●緑川なお/●司馬懿サザビー/●刹那・F・セイエイ/●橘朔也/●門矢士 0/10 【魔法ロワ】 ●モハメド・アヴドゥル/●聖白蓮/●ストレイボウ/●ケフカ・パラッツォ/●サーニャ・V・リトヴャク/●ベアトリーチェ/●九澄大賀/●高町なのは(sts)/●大十字九郎/●霧雨魔理沙 0/10 【オリロワ2】 ●神使勇護/●東海道和馬/●恐怖の大王/●ミネア=ゼイバーン/●東京王マエバヌス/●グラハルト・フォン・ウェデマイヤー/●田所剛史/●ラウド・エリヤミス/●夢見香奈江/●神奈瞬 0/7 【アニロワ2】 ●磯野波平/●小鳥遊六花/●グラハム・エーカー/●高町ヴィヴィオ/●ベクター/●立花響/●間黒男 0/18 【混沌ロワ】 ●神崎蘭子/●ジョーカー/●フィア/●天樹錬/●空目恭一/●八雲紫/●左翔太郎/●東方仗助/●アドルフ・ラインハルト/●ザ・ヒーロー/●サイタマ/●ランス/●絵/●丸藤亮/●上田次郎/●潮田渚/●天魔・夜刀/●白野蒼衣/●ラインハルト・ハイドリヒ 0/77 + 1